スキーやスノーボード、ウィンターキャンプなどなど、
車中泊は冬のレジャーにも大活躍します。
しかし、車の中だからといって、マットやシュラフ(寝袋)や
毛布さえあればいい、と考えるのは少し危険です。
原則、エンジンストップ&火器厳禁の車中泊では、
しっかり対策をしないと車内は冷凍庫のように冷えてしまいます。
真冬の車中泊では、いかに外部からの冷気を遮断できるかが
重要なポイントになります。
さらに豪雪地では、朝起きると雪に埋もれて車が発車できない!
などといったことがないように、停車場所にも気を付けなければなりませんし、
車内と外部の温度差による結露対策もしっかり行わなければなりません。
■停車時の注意事項
・道の駅など車や人の出入りがある管理された場所を選ぶ。
・雪や風が吹き込まない平坦な場所を選ぶ。
出来れば建物の陰(風下)などが望ましい。
・サイドブレーキは引かない。ワイパーは立てておく。
さらに、事前にドア回りにしっかりワックスをかけておく。
・窓の内側はカーテンだけでは不十分。
銀マットで冷気を遮断。⇒作り方はこちら
・換気に気を付ける。
※車の構造上、乗車定員が乗って窓を閉め切っていても
通常は問題ないとされていますが、風下側の窓を5mm程開けて
おきましょう。換気することで結露防止にもなります。
エンジンをかけた状態の場合、積雪で車体下部やマフラーの通気が
断たれると排気ガスが車内に充満し、死亡する事故が起きています。
車中泊では原則エンジンオフですが、やむを得ずエンジンを
掛ける必要がある場合などは必ず換気を怠らないようにしましょう。
とにかく冬の車中泊では、安全な場所の確保と、凍結対策、
底冷えと窓やドアからの冷気を遮断することが成功の秘訣です。
就寝時は、マットやシュラフ(寝袋)だけでは冷えますので、
毛布や布団などの装備も積んでおきたいところです。
シガーソケットやポータブルバッテリーから電源を取れる
車載用の電気毛布なども市販されていますので、
思い付く限りの防寒対策で望みましょう。
また、車中泊ではエンジンオフが原則ですが、
身の危険を感じた時は決して無理をせず
エンジンを掛けて暖をとるようにしましょう。
スタッドレスタイヤやタイヤチェーンといった基本装備はもちろん、
万が一雪に埋もれてしまった場合のシャベルなども
常備しておきたいアイテムのひとつです。
万全の対策で、快適な車中泊を楽しみましょう♪
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